見えない世界

お盆の風習

お盆の習わしのようなものは宗派によって異なるのはもちろんのこと、地域によってさまざまだと思います。
私の実家は滋賀県の田舎。
お墓参りは毎年8月7日と決まっています。
大き目の柿の葉を採ってきて、その上に
なすび、団子(手作り)、割りばしの代わりにナントカいう木を採ってきて割ったもの、ホウレンソウにそっくりのヒョウという緑の葉を採ってきてゆでて、載せる。
その柿の葉セットをうちのお墓の分と隣のお墓、親戚のお墓の分など複数用意し、お墓に持っていきます。

14日にはおしょうらいさん(亡くなった人)をお墓まで迎えにいきます。
うちは少し前まで土葬だったので、山の奥のお墓まで車で行き、そこで線香を炊きます。道のお地蔵さんにも団子と線香を備え、残りの線香は煙が出た状態で消さずにそのまま家に持って帰ります。

これで線香の煙と一緒に亡くなった人が帰ってきた、ということになるようです。
同じように16日にはまたお墓へ送っていきます。

似たような風習の方もいらっしゃるかもしれません。

さて、何が言いたいかと申しますと。
両親も年を取り、こういったことがなかなか大変になってきました。
お供えの団子やナスももったいないですし(昔は川に捨てていたそうですが)、終わったらすぐに廃棄することに違和感を覚えます。

それなら団子は紙粘土や樹脂でもいいんじゃないかと思いますし、ヒョウや柿の葉を採ってくるのも大変です。この時期、いつもかなり暑いです。

伝統を守ることももちろん大事だと思いますが、そのせいでお盆が苦痛になったり、体調を壊したりしたら本末転倒だと思うのです。
想う気持ちがあれば、形はなんでもいいんじゃないかというのが私の考えです。
亡くなった人のことを想って集まり、話す機会があってもいい。
なるべくなら生活の負担にならないような方法で続けていくのが本当の先祖供養ではないかと思うのです。

両親も高齢になり、いろいろ思うことが増えてきました。
時代もどんどん変わってきています。
いびつなまま突き通すよりも、柔軟に。
本質を無視しないで判断していけたらといつも思います。

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