占いコラム 四柱推命

2021年、辛丑へ

四柱推命では10月ごろから来年の運気にゆっくりと切り替わっていき、2月の節分で完全に次の年へと移行します。

2020年は【庚子】(かのえね)の年でした。
今年は多くの人にとって動きの大きい年だったのではないかと思います。
庚(かのえ)は陽の金、子は(ね)は陽の水を表します。
陽は陰に比べると勢いがあり、表に出ようとする性質があります。

庚は陽の金、刃や剣を表します。鬼滅の刃がブレイクしたのはまさか偶然だとは思いますが、もしかするともしかするのかもしれません。
刃は字の通り、鋭く尖り、光っています。
華やかでもあり、鋭利な刃は、水によって磨かれます(研ぐときに水を使います)。
刃がさらに陽の水(子)によって絶えず磨かれ、切れ味をさらに鋭くした年。
金は義理人情に厚い性質がありますが、冷静でドライな部分も持ち合わせています。
金の人でいうと、家族よりも友人を優先する人も割におられます。
逆に言うと全く自分とは関係のない人に対してはドライな部分があります。
博愛的な要素は薄いとも言えるでしょう。

今年はそういう意味で、容赦のない決断や変化を強いられた人も多かったのではないでしょうか。
金の変化はゆったりとした変化ではなく、革命的な変化を意味します。
簡単には変わらないものが変わる、そんなイメージです。
それを勢いのある水が後押ししたような、そんな感じに見えなくもありません。

占いでもなんでもそうですが、何か起こった後でこじつけるのはおそらく簡単です。
先を読むことは難しいですが、起こったことは事実なので、それに当てはめればいいわけです。
が、それにしても今年はわかりやすかったのではないかと思います。
わたしもそうですが、今年は決断を迫られたことがたくさんありました。
金は【決断】なのです。
人は毎日、何らかのことを選択して生きています。
来年もおそらくそれは変わらないでしょう。

来年は【辛丑】(かのとうし)です。
辛は陰の金、丑は陰の土です。
去年は陽の年でしたが、今年は陰の年です。
辛は宝石を表します。丑は土を表しますが、状態としてはまだ成長の初期の段階です。
宝石は刃とは違い、繊細で傷つきやすい性質がありますが、その分、感性や勘の鋭さなどは突き抜けています。
宝石は土(岩や山)から生まれ、水によって磨かれていきます。
今年は水のものとは相性がいいでしょう。
じっくりこつこつと時間をかけて積み重ねることが必要になるかもしれません。
すぐに結果が出ないことでも、なるべく無理のないような方法で続けてみるのがいいと思います。
宝石にかぶっている土をときどき水で流してやるような感じ。
特に表現すること(人の目に触れること)はおすすめです。

2020年の【庚】と2021年の【辛】との大きな違いは、わたしは役割だと思うのです。
庚の(刃)は、何かを切る役割。例えば、木を切ったり、生地を裁断したり、食材を切ったりなど。
辛(宝石)は、実際の生活には直接大きな役割を果たしていないように見えます。
けれど、美しい宝石は見る人を楽しませたり、自分の気分を上げたり、昔は魔よけや魔力があると信じられていたものもあります。

内面的な美しさ、豊かさ、自分の信念、そんなものと向き合わざるを得ない年になるのかもしれません。
そういう意味では、2020年の切迫した雰囲気からは少し遠ざかるのではないかと思います。
けれど、目に見えないところでの変化はじわじわと進み、再来年は水の年へと移っていくことになります。変化はなかなか留まらないようですが、変化は世の常だと気に留めておくことは大切かもしれません。
なるべく穏やかに変化していくために、心も体も仕事などの面でも、地盤を固めておくことが重要になってきそうです。

立てた竿が流されそうなら、立てる場所を変える、竿を変える、もう一度立て直す。
そんな作業を何年かかけて様子を見ながら、続けていく必要がありそうです。

それでもやはり、大切なのは心と体の健康なのだと思います。
みなさまがお元気で新しい年を迎えられますように。

たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。
よいお年をお迎えください。

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