占いコラム 四柱推命

鬼の話

【陰陽師徹底解剖】という本を読みました。
こういう本は大好物ですので、気になるところに付箋を挟んでいたら付箋だらけになっていました。
さて、陰陽師と言えば、鬼。
鬼といえば、節分がもうすぐですね。

鬼というのは、隠(おん)がもとになっているという説があります。
隠れているもの、見えないもの、という意味から来ているようです。

陰と陽なら、鬼は陰(いん)の代表ともいえるかもしれません。
アニメや漫画にも鬼や呪いの類は出てきますし、今昔物語、源氏物語にもそのような鬼のかたちをしたものが登場します。

陰陽師の中では、鬼はやはり闇として扱われています。
人は陰と陽、両方を持ち、バランスを取りながら生きていて、闇が膨れ上がると悪行に走ったり、人を呪ったり、もしくは自分を傷つけてしまったりするのかもしれません。

安倍晴明というと呪術がよく出てきますが、そもそも呪いとは何か。
陰陽師の中で、安倍晴明はこの世で一番短い呪は【名前】だと言います。
もし名前が呪だとすれば、そのようにわたしたちを特定し、形を作っているものはすべて呪、つまり闇であり、鬼だということになります。


節分の鬼は陰陽五行説でいうと、【冬】であり、冬を追い払って春を迎える儀式、というのが有力な説でしょうか。

冬は寒く、暗い季節ですが、春へと向かう希望を内包しています。
人は闇をなくしては生きられないもの。
人を人たらしめているのは、実は呪のようなものなのかも。
呪は闇であると同時に、光でもあるのかもしれません。

参考文献:陰陽師徹底解剖 朝日新聞社

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