四柱推命

蔵干は無意識の世界かも

占いをしてもらったことがある方なら、誰でも、
「あ、当たっている!」
「なんでわかるんだろう」
と思うことや、
「え、当たってないんだけど」
「それは意識したことがなかったなぁ」
など、いろんな感情を抱いたことがあると思います。

占いに限らず、どんなものでも同じだと思いますが、お金を払って何かを得る場合、わたしたちは少なからず期待をします。
それが大きければ大きいほど、落胆や満足の度合いは大きくなるのではないでしょうか。

わたしは何回か占いをしてもらったことがありますが、当たっていると思ったこともあれば、それは違うなぁと思ったこともあります。
一度、無料の占いをしてもらったことがあり(どこかのデパートの催事場だったかな)、そのころは占いに全く興味がなかったのですが先輩に誘われ、しぶしぶ出かけたのでした。
「いつのまにかリーダーになっているタイプですね、お仕事もすごくいいですよ」
こんな感じのことを言われ、当時7カ月だった娘を抱っこしてポカンとしたのを覚えています。
どう考えてもリーダータイプではないし、仕事をする気も当時はなかったのでした。

また別のとき、手相を診てもらいました。
占星術にも長けた方だったのでアセンダントの話になり、
「わたし、アセンダントがしし座なんですけど、それだけはどうしても理解できないんですよね、自分とかけ離れすぎていて」
とわたしはその方に打ち明けました。しし座といえば、女優の星、と言われるくらい派手で華やかな星座だからです。

その人はちょっと考えてから言いました。
「目立つっていうかね、演出する、って考えたらいいですよ。そしてね、ぜひ書いてね、書きなさいって」
演出、それでもわたしはピンと来ませんでした。
「でもね、わたしどっちかっていうと、サポートするほうが得意なんです、前に立つよりも」
わたしが食い下がると、その人は笑いながらこう言いました。
「裏方はね、普通にできることなんです、あなたは得意なんだから。そうじゃない方をやりましょうよ」

はっとしました。
そうか、得意じゃないことをあえてするのか、と。

四柱推命には蔵干というものがあり、命式でいうと、一番下に隠れている星です。
流派によっては見ないものもあるようですが、わたしはその蔵干の部分は、〈自分の無意識の領域〉だと考えています。

思ってもいないことを言われたとき、意外だなと思うことを言われたとき、人は思わず、え?と立ち止まります。
そんなことほど、覚えているものなのでしょう、わたしはあのときの、
「演出する」「書きなさい」という言葉を忘れたことはありません。

無意識の領域は普段、意識することは難しいのかもしれません。
それほど深いところにある意識です。
ある意味、別に意識しなくとも生きてはいけるのだと思います。
けれど、人生の中でずっと自分の意識の中でのみ、生きていかなければならないということはありません。

何かをたどるような生き方に、ふと疑問を抱くようなタイミングが人には何回か訪れ、それを教えてくれるのは人だったり、景色だったり、占いだったりするのかもしれません。
わたしたちはそれすら無意識に受け取っているんじゃないかと思うことがあります。
蔵干を見ているとそんな気持ちになりました。
わたしの蔵干には天干、地支にはない〈火〉と〈水〉があります。

どんな意味があるのか、わたしの考えている〈火〉と〈水〉の意味がいつか腑に落ちるときがくるのかもしれません。
日々、検証するような気持ちで過ごしています。

みなさんの蔵干はいかがでしょうか。
ぜひ一度見てみてくださいね。五行だけでもチェックするとおもしろいかもしれません。

Back To Top