見えない世界 雑記

夢の不思議

またまたユングの話になりますが、夢診断といえばフロイトが有名なのかもしれません。
ユングも夢をかなり重視していて、カウンセリングにも使っていたそうですから、自分の夢も患者さんの夢も相当研究したようです。

夜見る夢を全く覚えていないという人も多いかもしれません。
わたしはどちらかというと夢はよく見る方で、割と覚えているほうだと思います。

小さいころに見た夢もいくつか覚えています。そのときに感じた感情や色、情景をはっきりと思い浮かべることができます。

例えば、学校の帰り道に巨大なタコのような宇宙人が現れ、その巨大な足をひとつずつ落としていく、という妙な夢。この夢は何回も見たので、母にも何度か話したような気がします。
ユングだったら分析してくれたのかもしれませんね。

あとは、ほうきに乗って夜、空を飛ぶ夢だとか、誰も住んでいない街をひたすら誰かを探して回る夢だとか。
後者のほうはすごく怖かったのを覚えています。
夜、家の明かりがついているのに、誰もいないのです。死に絶えたように静かな場所。自分だけが動いていて、生きている最後の人なのだというような感覚を覚えました。
怖くて、目が覚めたとき、心底ほっとしました。

ユングを読み始めて、夢の意味や無意識のことをちょっと知るようになってから、見る夢がさらに鮮明に具体的になってきたような気がします。
けれど、朝起きると夢の余韻しか残っていないのです。
鮮明な夢だったなぁとは思うのですが、最近そんな感じです。

日本語では〈夢を見る〉といいますが、フランス語では〈夢を作る〉と言うそうです。
受動と能動の違いが感じられるような気がします。
ユングは〈無意識が夢を見せる〉と考えていますが(もちろん、それとは別の夢もあります)、そうなると、夢を作る、夢は作られる、という言い方もしっくりくるような気がします。
コントロールできるようでできない夢の世界。
夢でいいから会いたいなぁと思っていた人もいたよなぁと懐かしく思い出します。
夢でいいから会いたいと思う人に限って出てきてはくれません。
そりゃそうか、そうじゃなかったら人はきっと眠ってばかりいるのかもしれませんから。

ちなみに東洋医学的には、嫌な夢や怖い夢ばかり見るのは、血虚という血が足りない状態のときが多いと言われます。わたしも疲れているときは必ずといっていいほど、嫌な夢を見ます。
眠っているのに、余計に疲れたようになって目覚めた経験のある人も多いと思います。
血を補うのは動物性たんぱく質が有効ですが、胃腸の弱い人は鶏のスープがおすすめです。



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