雑記

「星の王子さま」を再読

サン=テグジュペリの「星の王子さま」をご存じの方も多いと思います。
この本をはじめて読んだのは中学2年生のとき。
担任の先生が貸してくれた本でした。
「まだちょっと難しいかもしれんなぁ」
そんなことを言いながら貸してくれた先生に、
「よくわかりませんでした」
そう言って本を返したのを覚えています。
悔しいなぁと思いました。
言葉自体は難しくないのに、この本のよさが理解できなかったからです。
王子さまは子供なのに、すごく大人みたいだ、と思ったことを覚えています。わたしも子供だけれど、わたしとは違う、と思ったのです。

久しぶりに本を開いて、読み終わって、ため息が出ました。内容もさることながら、訳も素晴らしいなと。

子供のころ、自分はどんな世界に生きていたんだろう。
今よりもずっと狭い世界にいたことは確かですが、そこで見ていたものはもしかすると今よりもずっと深かったのかもしれない、と思ったりします。
この本にはたくさん心に響く言葉がありますが、その中から一部、わたしの好みで抜粋させていただいて終わりにします。
読んでいただき、ありがとうございます。

--「人間たちは、どこにいるの」と、王子さまは、やっとまたいいだしました。

--「砂漠って少しさびしいね・・・・」

--「人間たちのところにいたって、やっぱりさびしいさ」と、ヘビがいいました。

星の王子さま サン=テグジュペリ 内藤 濯訳 岩波少年文庫より

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