占いコラム 見えない世界

人は占いに何を求めているのか

生物学者の福岡伸一さんの本がとても好きなのですが、先日読んだ本で、あ、と思ったことがあり、シェアしたいと思います。

阿川佐和子さんと福岡伸一さんが対談している『センスオブワンダーを求めて』という本から少し抜粋させてもらいます。

--「あなたは何でもできます、自分で決められます」って言われることがイヤなんですよ。
「あなたの運命は、こうなっていましたから仕方のないことです」って言われたら、
もう努力しなくていいから、らくちんですよ。

これは占いに関する福岡さんのご意見で、わたしは占いの批判ではないと思っていますが、すごく心に刺さりました。

わたしは四柱推命やカードリーディングをやりますが、よく思うことがあります。

「これって役に立つんだろうか」

ということです。今も前もずっと頭から離れない問いです。
福岡さんの言葉は、新鮮でした。彼は占い師ではないから、だからこその意見なのだと思います。

人は損したくない気持ちを強く持っていると言われます。もちろんわたしにもあります。
誰かがナビゲートしてくれたら楽だなぁ、とよく思います。
無駄なことをしたくない、ゴールが決まっているなら最短で行きたいと誰でも思うでしょう。

けれど、人生はゴールへ着くことが目的なのではなく、どのようにしてゴールまでたどり着くかが人生の意味なのだとしたら、その過程にこそ意味があり、最短ルートを選ぶことが必ずしも正しいとは言えないことになります。

そうだとしても、なかなかそうは思えない、今置かれている現実がどうにもしっくりこない、突破口も見えない・・・。
そんなとき、わたしには何ができるだろうなといつも考えています。

占いはエンターテイメントでもあると思いますが、本当にそれでいいんだろうか。学問でもあるけれど、それだけだろうか。統計学でもあるかもしれない、でも・・・。

前からずっと考えてきたことに自分で答えを出さなくてはいけないような気がしています。
そこを曖昧にすると、お客さまにも失礼だなぁとも思っています。
変な言い方をすると、
「人から求められているものを提供して、本当の意味で役にたっているのだろうか」
という感じです。
ビジネスとして成り立てばオッケー、というものではないな、と感じています。もちろん、それでいい人はそれでいいのだと思います。
人が求めているもの=本当に必要なもの、ではないのかも。

考えながらも学びの日々です。
最終的に哲学なのかもしれません。福岡さんの本を読むと、そこに行き当たります。
多分、だから好きなのだと思います。

読んでいただき、ありがとうございます。


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